ICTと目

スマートフォンやタブレット端末、パソコンなどの情報端末をICT(Information and Communication Technology)と言います。
平成30年度の内閣府の調査では小学生の35.9%が自分専用のスマートフォンを所持しているという時代になっており、より低年齢からICTを長時間使用することで様々な疾患を引き起こす恐れがあるとも言われています。

目に関するものでは
・ドライアイ ・近視 ・斜視 ・眼精疲労 などがあり、

目以外に起こる症状は、肩こり、腰の痛み、ブルーライトによる睡眠障害、インターネットへの依存などがあります。

オフィスでパソコン作業をしているだけの時代にはそれほど指摘されていませんでしたが、スマートフォンやタブレット端末などの小型の機器を近距離で長時間使用することで、近視や斜視が発症したと疑われる症例がみられています。
特に、スマートフォンの長時間使用と斜視との関連性に関してはTVでも何度か取り上げられていますが、もともと斜視があったり、両目で物を見る機能が弱かった人に発症しやすいのではないか?との意見もありますが、詳しいことに関しては現在調査中です。

ICTを使用する際には①長時間続けて使用しないこと、②画面は目から30cm以上離すこと、③就寝前2時間以内は使用しないことが推奨されています。

今後、学校現場でも情報機器に触れる機会が増えることで、今後ますます目の症状を訴える児童生徒がさらに増える可能性があります。
文部科学省が「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのハンドブック」を作成しており、インターネットから閲覧可能ですので、参考にしてもらえればと思います。

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